お部屋の掃除が上手になる方法。

 

それは「汚れていることを知ること」です。

そして「汚れ」は「体にも影響する」=「病気のもとである」ということを知ることです。

掃除は、片付けではありません。掃除と片付けは違うものです。

部屋の汚れを日々落とすことって、本当に大切です。

 

鼻炎、アレルギー、喘息、中耳炎などの方の家は、決って汚れています。

掃除機をかけて、整理整頓がされていてモノが少なければいいというわけではないのです。

でも、モノがたくさんの家だと、モノひとつひとつに付いた汚れを落とすのはとても大変なので、これまた部屋の空気がよどんでしまうのです。そのため、片付けと掃除は別物ではあるけれども、連携しているセットと考えていいのです。

 

かつて私が住んでいた、築40年ほどの家、あそこはいくら掃除しても汚れていました。

木々に囲まれていて、湿っている感じの家だったのです。そして、どこを拭き掃除しても、次々と家の壁、きっと壁の奥の奥までもがカビにやられていた感じなのだと思います。しかし、もしかしたら行き届いていない掃除の仕方がよくなかったのかも、そんな風に思ったりもします。例えば、庭や家の周りは家の中の掃除だけで忙しいからと、雑草でボーボーにしていましたから。それとか、タンスの上とか、ふと気がつくと緑色のカビがふわぁっと、うっすら丸い模様を描きながら広がっていたりするのです。そんなところに住んでいたものですから子がずっと中耳炎でしたが、引越した途端にあっという間に治ってしまいました。耳鼻科のお医者さんに聞いても、アレルギーとは関係ないと言っていたんですけれどもね。

中耳炎が治った新しい家は、新しいとは言っても築17年でした。しかしハウスクリーニングを入れてくれていたので、大まかな汚れは落ちていたのだろうと思います。それに、子の中耳炎やアレルギーが古い家の性であり、モノが多いことの性だと考えるのは、この家に引っ越してから一気にすべての体調がよくなり、アトピーもちの私もあっという間に治ってしまったからなのです!

 そして快適だった築17年の家を去らなければならなくなったのは、家の契約の関係でした。集中暖房は「残地物」であるという契約内容になっているために、大家さんが壊れてもメンテナンスも交換もしてくれないというのです。私が最初に契約書に目を通したのは、夫が契約書にサインをした後で、実際に引っ越してきて一緒に住むようになってから1ヶ月の頃でした。不動産屋へ問い合わせると、心配していた通りの回答で、残地物なので一切メンテナンスしないということで、それは集中暖房以外にも、ビルトイン形式のガスコンロ&オーブンレンジなども、壊れ次第、工事費と新品の物品の負担をこちらでしなければならないのです。残地物にすぎないので、使わないのであればそのまま放置でいいとのことでしたが、暖房が壊れて煙突も無いところに集中暖房以外のストーブを取り付けることは、新しく壁に穴をあけなければならないのに、その工事費もこちらで負担してつけなければならないと言う説明でした。

もう、一階の天井裏からなにやら雨漏りのような音が「ポタン ポタン・・・」と聞こえてきた時には、いよいよ暖房もだめになったと、この冬は越せないと、独りで悶々としていました。なぜなら、夫は「新しくて広い部屋じゃないとイヤ」という人なので、こんな田舎には早々そういった一戸建ての借家物件って出てこない、というのは、散々ここじゃまずいと別な物件を探していたのに見つからなかったために諦めていたので、探し始めることすら出来ずに居ました。

すると、面白いことに、下の子のお友達のママさんが、相談もしていないのに「家を買わない?」と、知人の更に知人の家を紹介してくれたのです。その話が出たのは「ポタン ポタン・・・」と聞いてから1週間もしていなくて、運命的なものを感じました。実際に見てみて、夫はすぐに気に入ったし、私は滴り音を聞く前に、何となく今度住めるとしたらレンガ調でおしゃれな出窓におしゃれなレースカーテンをしているような家に住みたいなぁと、ぼんやりと思ったことがあったのですが、まさにそのような家で、ドッキリしてしまいました。

喫煙者の方がいて、たばこのヤニで真っ黄色な壁紙になってしまっている部屋がありましたし、窓やドアの縁は、掃除をしても取り切れて居ない黒かびがことごとくこびり付いていましたが、掃除をすれば何とかなるのではないかと思いました。

こうして、新しい新居となったこの家は、まずは私に掃除の宿命を与えてくれたのでした。大家さんは掃除をしたと言いますが、個人的な感覚でがんばったという範囲なのでしょうね。どこもかしこも、カビや汚れが酷い状態のままです。今日で丁度引っ越してきて1ヶ月になろうとしていますことに初めて気がつきました。あまりにも掃除に明け暮れていて、そんなに経ってしまったのかと驚いています。そして、あまりにも汚いために、下の子が鼻炎のような蓄膿に近い症状を起こしてしまい、夜鼻づまりで眠れなかったために、今日病院へと行ってきたのです。アレルギーの血液検査もしてきました。色んな薬も出されたけれども、使おうとしないので、今日一日は様子を見ることにしました。やっぱり昼間外で遊んでいたらよくなるみたいだけれども、帰ってきて、布団に入ると途端に鼻の調子が悪くなる。うーん、明日は布団をがっつりキレイにしておかないとと思いましたが、何もしていないわけではないのです。今日は下の子が寝る部屋の換気もよくして置いて、急遽2つ窓があるうちの1つの窓のカーテンを何度も洗ってきれいにしたのと、部屋の吹き掃除もしたんですけれどもね。他にはダイニングの食器棚の上にコッテリとした油とヤニにまみれたホコリを昨日に続いて掃除していたり、掃除機を2階の部屋中心にかけたり。それでいて夜だってちゃんとから揚げ作って、明日の下の子の遠足の準備にパンをパン焼き機にセットしてサンドイッチが作れるように準備しました。

毎日の掃除の負担は、本当に半端無くて、この一ヶ月を思い返してみると、毎日0.1~0.3g程度ですが、ゆっくりでも確実に痩せていっているのです。でも、減る割合はその日の作業量に比例しているわけでもなく、不思議だなと思いました。

このブログでは、アレルギーと掃除について、日々私が感じたことを中心に書いていこうと思って居ます。どうぞ遊びに来てください。